感性を育てる
感性を育てる
Equinox-イクィノックス-
Equinoxとはequal(イコール)とnox(夜)からなる一語で、「夜と同じ」、つまり、昼と夜が同じ長さであるという意味です。
日本語で表すと「昼夜平分時」です。この昼と夜が同じ日というのは、厳密にはズレがありますが、春分の日・秋分の日のことで、英語では春分の日をspring equinox day、秋分の日をautumnal equinox dayと言います。
Equinoxとは日本ではありまり馴染みのないフレーズですね。私がなぜこの名前にしたのか、着物は日本文化なのになのになぜ日本語ではないの?と思われるでしょう。
幼い頃から、対極のものを一言で表す言葉はないだろうか、そんなことに思いめぐらせていました。
Red & Blue、 Black & White、冷静と情熱、男女、上下、昼と夜、プラスとマイナス、南極と北極、右と左……
この地球という星には数え切れないほどの対極の組み合わせが存在しています。それを表す言葉とは・・・?
(余談ですが、中学生の時に「L↔︎R」というバンドが出てきた時には衝撃的でした!)
両極があって、初めて形を成しているこの地球
地球には陰と陽の両方あります。両方あって初めて形を成しています。
ついつい、良いか悪いか、という判断基準を持ってジャッジをしてしまいます。ジャッジは本来は必要のないことです。なぜばらば、見方を変えるとその判断は結果が変わってしまうし、受け取り手によっても変わってしまいます。
では、私がここで言いたいことはなんなのか。
悲しみもあっていい、喜びもあっていい。苦しみがあるから、幸せを感じることができる。醜いものがあるから、美しいものに惹かれ、美しいものに近づけるように成長をすることができます。
大切なのは、自分の「今この瞬間」の状態に気がつくこと。どちらかに偏りすぎることなく、両方がバランスよくあること。自分が自分自身の中心(中庸)にいることです。私は着物を着るということを通して、そのことを伝えていきたいのです。
感性を育てる
着物を着ると、感性が育ちます。
感性とは感じる力、創造・想像する力です。
これまで「見えなかったこと・もの」が視えるようになります。
と、いうと、突然なんのことだろうと思われますね。
着物を着上げる時間の長さは人それぞれです。数分で着られる方もいますし、じっくり時間をかけて丁寧に着上げる、という方もいらっしゃいます。
しかし、どの方にも共通していることがあります。
それは、着物を着ているときは「自分自身に集中している」ということ。Equinoxでは、この「自分自身に集中する」、と言うことこそが、感性を育てて行く重要な手がかりになる、と捉えています。
なぜならば、自分自身に集中しているということは、自分と向き合っていることだからです。
仕上がりをどうしたいのか
今日はどんな自分を演出したいのか
今、自分が何を感じているのか・・・
Equinoxで過ごす時間は、ただ着物の着装技術を学ぶだけではなく、「自分自身と対話する」、「自分自身を感じる」、
そんな時間にして頂きたいと考えています。そして、着物を着ると背筋が伸び、神経とエネルギーの通り道が確保されま
す。着物を着ると言うルーティン(毎回同じ手順を踏んで着物を着あげる)を通して、心と体のエネルギーも自然と整って
いきます。
難しいことではありません。
楽しんでいる自分、
難しさにイラついている自分、
できなかったことができるようになって嬉しいと感じている自分、
着物の美しさに感動している自分…
感じたものは全て、あなた自身の真実です。
心の動きを感じながら、一緒に着物の世界を楽しみましょう。
With lots of LOVE♡この胸いっぱいの愛を、あなたに。
Equinox_Nozomi